山崎賢人主演「グッド・ドクター」第5話は番組最高12・2% フジ“木10”12%超は4年ぶり快挙

[ 2018年8月10日 09:10 ]

ドラマ「グッド・ドクター」舞台あいさつに出席した(左から)上野樹里、山崎賢人、藤木直人
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 俳優の山崎賢人(23)が主演を務めるフジテレビ木曜劇場「グッド・ドクター」(木曜後10・00)の第5話が9日に放送され、平均視聴率は12・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。第3話の11・6%を0・6ポイント上回り、自己最高を更新。同局の伝統枠「木曜劇場」のうち、12%超えは2014年10月クール「ディア・シスター」第7話の12・0%以来、約4年ぶりの快挙となった。

 初回=11・5%、第2話=10・6%、第3話=11・6%、第4話=10・6%に続く5週連続2桁キープの好調ぶり。木曜劇場のうち、初回から5週連続で視聴率2桁を維持したのは、これも「ディア・シスター」(11・8%→11・4%→12・0%→11・5%→10・6%)以来、約4年ぶり。

 見逃し配信も好調。15年1月から同局が運営している動画配信サービス「FOD」の見逃し配信において「グッド・ドクター」初回(7月12日)の再生回数が7月18日までに80万回を突破。昨年7月クールの“月9”「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜THE THIRD SEASON」が持っていた初回最高記録を更新し、同局の連続ドラマ初回として歴代1位となった。

 自閉症スペクトラム障がい(対人関係や言語の発達に偏りがある者)によりコミュニケーション能力に問題を抱える主人公を、山崎が熱演。難役に挑み、新境地を開拓した山崎の演技力とストーリーが「涙腺が崩壊しました」などと反響を呼んでいる。

 山崎が初の医師役に挑むヒューマンドラマ。小児外科医の世界を舞台に、自閉症スペクトラム障がいによりコミュニケーション能力に問題を抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群(特定の分野で優れた能力を発揮する者で、知的障がいや発達障がいを有することが多い)の青年・新堂湊(山崎)の奮闘を描く。

 原作は昨年、米国でも「グッド・ドクター 名医の条件」として連続ドラマ化された2013年の同名韓国ドラマ。共演は、16年5月にロックバンド「トライセラトップス」のボーカル和田唱(42)と結婚後、連続ドラマ初出演となる上野樹里(32)、藤木直人(45)ら。

 第5話は、今年5月のカンヌ国際映画祭で最高賞「パルムドール」に輝き、国内興行収入40億円を超える大ヒットを記録している映画「万引き家族」(監督是枝裕和)の名演で一躍、海外からも注目される子役・城桧吏(かいり、11)がゲスト出演。地上波ドラマ初出演を果たした。

 東郷記念病院の大部屋。新堂湊(山崎賢人)や橋口太郎(浜野謙太)たちが患者の子どもたちとテレビを食い入るように見ている。番組には天才ボーイソプラノ歌手、羽山響(城桧吏)が素晴らしい歌声を披露していた。特に患者の武智倫太朗(斎藤汰鷹)は響の大ファン。倫太朗たちは院内で行われるお楽しみ会で合唱を披露することに。しかし、その響が喉の不調を訴え、父の徹郎(三浦誠己)に伴われて東郷記念病院を訪れる…という展開だった。

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2018年8月10日のニュース