東山、藤田まことさんと9年ぶり“共演”、シーン合成「感慨深い」

[ 2017年12月5日 05:30 ]

藤田まことさん(2008年撮影)
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 2010年2月に死去した俳優の藤田まことさん(享年76)が、テレビ朝日のスペシャルドラマ「必殺仕事人2018」(来年1月7日後9・00)に“出演”する。過去の同シリーズ出演シーンを、主演の東山紀之(51)の新撮映像と組み合わせて、9年ぶりとなる2人の“共演”を実現させる。

 藤田さんは73年から「必殺」シリーズに、江戸の奉行所同心である中村主水(もんど)役として主演。07年7月放送のスペシャルドラマから主演こそ東山に代わったが、亡くなるまで主水として出演し続けた。藤田さんの死後に放送された10年7月のスペシャルドラマで、主水は渡辺小五郎(東山)ら仕事人仲間に手紙を残して姿を消し「西方に赴任した」と説明されていた。

 今作で、主水は江戸に戻ってきたという設定で登場。好物のメザシを囲んで、小五郎に「なかなか来ねえもんですな…仕事人のいらねえ世の中」などと語り掛ける。ほかにも、仕事人の今後を左右する、ある重要なやりとりをする。藤田さんの映像は07年以降の出演シーンが使用された。

 東山は藤田さんの復活に「“戻ってこられたな”という感慨深い気持ちです。10周年を飾る作品ということで、ここに藤田まことさんもいらっしゃったら…という皆さんの願いが、台本の登場シーンに集約されていると思いました」としみじみ。“共演”は09年1〜6月に放送された連続ドラマ以来で「僕自身どんな形になるか楽しみにしつつ、演じさせていただきました」と話している。

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2017年12月5日のニュース