ASKA容疑者 栄養ドリンク大量摂取「飲むと気分がすっきり」

[ 2016年12月5日 06:20 ]

覚せい剤取締法違反で逮捕されたASKA容疑者
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 覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕された歌手のASKA(本名宮崎重明)容疑者(58)が肝臓の働きを助ける栄養ドリンクを大量に摂取していたことが4日、分かった。親しい知人に「飲むと気分がすっきりする。体にいいんだよ」と話していたという。

 この栄養ドリンクは一般的に二日酔い防止で飲み会の前に飲んだり、疲れで体がだるさを感じた時に飲むと効果があると言われている。忘年会シーズンを迎えて愛飲する会社員も多い。

 ASKA容疑者は過去に体質的に酒が合わないことを自ら明かしており、二日酔い対策で飲んでいたとは考えにくい。知人も「栄養ドリンクを、なぜ大量に買っていたのか理由は分からない」と首をひねる。

 一部では「“栄養ドリンクで薬抜きができる”とのデマが違法薬物を使用する若者の間に広がっている」との情報もあり、その噂を耳にして服用していた可能性もある。捜査関係者によると、薬物常用者が再犯に走った場合“シャブ抜き”の情報収集に執着するケースが多くみられるという。

 覚醒剤は食欲を抑制する作用があるため、乱用するほど胃や肝臓など臓器の機能が低下する。薬物依存の更生施設・館山ダルクの十枝晃太郎代表は自身が薬物依存症と向き合ってきた経験から「覚醒剤を使用すると、実際にかなり肝臓の働きは悪くなる」と説明。「ASKA容疑者の体のダメージはかなり大きいと思う。肝臓の働きが悪化しているということを自覚して栄養ドリンクを飲んでいた可能性がある」と述べた。別の元薬物依存症者は「ASKA容疑者の場合は覚醒剤もそうだが、物質に依存する傾向が強いのでは。それが大量の栄養ドリンクだったのではないか」と分析した。

 警視庁もASKA容疑者が栄養ドリンクを購入していたことを確認しており、関心を寄せている。

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2016年12月5日のニュース