谷原章介 現地で広島V見届け「頭が真っ白になった」

[ 2016年9月11日 05:30 ]

広島の優勝を東京ドームで見届け、喜びを爆発させた谷原章介

 プロ野球広島が25年ぶりにリーグ制覇を決め、芸能界などの鯉党からは喜びの声があふれた。「カープ役者」として知られる俳優の谷原章介(44)は東京ドームで優勝を見届け「頭が真っ白になった」と拳を突き上げた。逆転劇が相次いだ“神ってる”1年を「本当にぜいたくなシーズンでした」と振り返り、喜びを爆発させた。

 谷原は先発黒田博樹投手(41)の背番号15のユニホームを着て東京ドームの内野席で観戦。優勝の瞬間、「ワーッ!って喜べなかったですね。感無量というか頭が真っ白になってしまって」と万感の思いを込めて両拳を握りしめた。この日は元々プライベートで観戦を予定していた。そのため「移動日の9日に優勝が決まったらどうしようと少し不安だった」と言うものの、終わってみれば“神ってる”観戦となった。

 広島出身の父の影響で、小学校高学年からカープ一筋。70年代から80年代にかけての赤ヘルブームに熱中した。大好きな「炎のストッパー」故津田恒実さんが生涯最後に登板した91年シーズン以来のリーグ制覇になり「感慨深いですね」としみじみ。

 多忙な今も年間5、6試合は首都圏の球場を中心に観戦。「シーズンMVPを1人あげてほしい」というリクエストに対し、熟慮してから菊池涼介二塁手(26)を選出。巨人が詰め寄ってきた8月の苦しい時期に連日チームを救ったことを理由に挙げた。

 谷原は「カープはいろんな人との出会いをくれた。カープの話題で胸襟を開いて話ができる。人生で有意義な時間を過ごしています」と球団に感謝。今年のリーグ戦を振り返り「日米通算200勝達成もあり、黒田投手に始まり黒田投手に終わったシーズンでしたね。さらにキクマルコンビが機能し、鈴木誠也も成長した。新井さんも2000安打を放った。本当に文句のつけようがない。ぜいたくなシーズンでした。選手には感謝という言葉しか見つかりません」と喜びをかみしめた。 

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2016年9月11日のニュース