龍真咲 サヨナラ公演が千秋楽、本拠地に別れ「私は前に進みたい」

[ 2016年7月18日 20:07 ]

サヨナラが千秋楽を迎え、オープンカーに乗りファンに手を振る龍真咲

 宝塚歌劇団月組トップスター龍真咲が18日、兵庫・宝塚大劇場でサヨナラ公演「NOBUNAGA<信長>/Forever LOVE!!」の千秋楽を迎え、初舞台から約16年慣れ親しんだ本拠地に別れを告げた。

 最後の大階段は「以前から決めていた」というタカラジェンヌの正装、紋付き袴でゆっくり降り立ち、これも王道である真っ白の胡蝶蘭(コチョウラン)の花束を握りしめあいさつ。立ち見もびっしりの超満員の客席を見渡しながら「幸せな時間はあっという間に目の前から過ぎていきました。今、とても幸せに感じております。私はここで思う存分生きてきました。でも私はまだ前に進みたい。この思いがある限り龍真咲は皆様の中で永遠だと信じています」と話すと、割れんばかりの拍手がこだました。

 終演後「ウルっと来る瞬間もなかった」と振り返るほど、満面の笑みの連続で6回にも及んだカーテンコールでは関西人らしく笑いを巻き起こすほどのおもしろコメントが満載。「明後日(20日)からのディナーショーのことで頭がいっぱいで千秋楽どころじゃない。ホントにやばいんです」。「本当にこの日が来てしまったんですね。腹をくくって…、きっぱり辞めさせて頂きます。もうここでは2度と会いません」などと真咲節をさく裂させた。

 劇場周辺には最後の晴れ姿を見ようと熱心なファン約6000人が集結。龍は高級外車のオープンカーに乗り込みさっそうと劇場を後にした。 

 龍は9月4日、東京公演の千秋楽を最後に退団する。

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