イケメン俳優 最高月収6000万円からバイト生活への転落で分かったこと

[ 2016年6月6日 21:37 ]

野村宏伸

 ドラマ「教師びんびん物語」などで知られる俳優の野村宏伸(51)が6日放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル」(後7・00)に出演し、これまでのしくじりを洗いざらい告白した。

 幼少期は社長御曹司としてセレブ生活を送っていた野村だが、17歳の時に父の会社が破産し、一家は離散。その後、再び家族一緒に生活できるようになるも、経済状況は厳しく、野村の妹が賞金目当てで角川映画のオーディションに応募したところ、見事優勝し、薬師丸ひろ子の相手役を勝ち取った。 

 デビュー作の演技が評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞。その後「教師…」に出演したことで一躍人気俳優になり、CMオファーも殺到し、当時の最高月収は約6000万円だったと振り返った。

 大金を手にした野村は“衝動買い”で約2億8000万円の家を購入するなど、その頃の金銭感覚は「普通の人の1000万円が自分にとっては10万の感覚」、「1000万円からがお金だと思ってた」と明かし、スタジオも「今までの先生で一番パンク!」と騒然となった。

 全てを手に入れた野村だったが、主演ドラマでもコケ、舞台出身の実力派俳優の台頭で仕事は激減。34歳で結婚も、知人には総額1億円を貸して持ち逃げされるなど、しくじりの連鎖でほぼ無職に。妻とも離婚し、中古車を買い付けるアルバイトをしていたという。 
 自暴自棄になりながらも、野村は一念発起し、個人事務所を設立。あるバラエティ番組で「教師…」で共演の田原俊彦(55)と再会し、励まされたことを涙ながらに振り返った。その出演がきっかけでドラマ出演も果たし、着実に復帰している野村。「“成功”のたびに“初心”に戻ること」と教訓を述べ、最後は「求められることが役者の生きがい。僕も挑戦し続けます」と締めくくり、前を向いた。

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2016年6月6日のニュース