ASKA容疑者 頭痛、吐き気…入院理由は覚せい剤の禁断症状

[ 2014年5月27日 05:30 ]

ASKA容疑者

 覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された歌手のASKA(本名宮崎重明)容疑者(56)は25日夜、体調不良を訴え東京湾岸署から都内の病院に搬送されたが、数時間後には同署に戻った。診察の結果、問題がなかった。警視庁組織犯罪対策5課によるとASKA容疑者は25日夜に頭痛や吐き気を訴えた。26日午前2時半ごろには署に戻り、今後の取り調べに影響はないとみられる。

 一部テレビで報じられた映像によると、病院から出るASKA容疑者は、マスク姿。送検される時にしていた眼鏡はかけておらず、髪は乱れていた。ゆっくりした足取りだが、捜査員に支えられるようなことはなく、自分で歩いて車に乗り込んだ。

 捜査関係者は、今回入院した理由は、覚せい剤の禁断症状によるものだと明らかにした。薬物犯罪に詳しい小森栄弁護士は「薬物の禁断症状がひどい場合などは、医者が留置先に呼ばれたり、入院させたりする。数時間で戻るということは、それほど体調が悪いわけではないでしょう」と分析した。ASKA容疑者が以前から頭痛に悩まされていたことは関係者の間ではよく知られている。

 25日は、所属する芸能事務所を警視庁が同容疑で家宅捜索。勾留期限を迎える27日には、知人の会社員栩内(とちない)香澄美容疑者(37)とともに覚せい剤取締法違反(使用)容疑で、2人を再逮捕する方針を固めた。

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2014年5月27日のニュース