【VTR】タモリ いいとも5000回「これからもダラダラと」

[ 2013年10月22日 14:52 ]

「生放送単独司会世界最高記録」としてギネスブックに認定され、認定証と花束を手にするタモリ

 タモリ(68)が司会を務めるフジテレビの名物番組「笑っていいとも!」(月~金曜正午)が来年3月で終了することが22日、番組内で発表された。1982年10月にスタート。2002年4月5日には放送5000回を迎え、タモリは「生放送単独司会世界記録」としてギネスブックに認定されることに。当時の喜びの様子をスポニチ本紙記事で振り返る。

 <2002年4月6日付スポニチ紙面から>

 タモリ(56)=本名・森田一義さん=が82年10月から司会を務めるフジテレビ「笑っていいとも!」(月~金曜正午)が、5日の放送で通算5000回を達成した。単独司会者では世界最多記録で、同局ではギネスブックに申請する。放送終了後、東京・新宿のスタジオアルタで会見したタモリは「人ごとのようですけど、すごいですね」と淡々とした様子で喜びを語った。

 タモリが日本のテレビ史上に残る金字塔を打ち立てた。82年10月4日の初回放送から7123日目。タモリは「まさか20年続くとは思わなかった。長続きの秘けつ?まず反省しない。そして、あした何をするか考えない。いろいろ考えたらプレッシャーに負けてしまいますからスタッフにお任せしてます。後は適当ですね」と照れながら語った。

 「…いいとも!」は同局の「小川宏ショー」(65年4月から82年3月まで)の放送回数4451回を抜いて記録を更新中。荒井昭博プロデューサー(39)によると、同一の司会者で続く番組としては、世界の長寿記録とのことで、近日中にギネスブックに申請することも発表。日本人がテレビ部門でギネスブックに載るのは異例のことで、世界の「TAMORI」として歴史に名を残すことになる。

 番組は人気タレントのトークやコント、クイズなどを盛り込んだ生放送。ゲストが翌日のゲストを紹介する名物コーナー「テレホンショッキング」も当初(初回は桜田淳子)から続いている。タモリは会話を弾ませるコツについて「ゲストを初対面だとは思わないこと。最初に自分がちょっとだけしゃべって、後はしゃべらない」と明かした。

 昨年11月、ゴルフ中に打球を顔面に受け、番組を休んだこともあったが「怖くてゴルフは事故以来していません」とキッパリ。初代の横澤彪氏=現吉本興業専務取締役東京本社代表=から数えて5代目のプロデューサーとなる荒井氏は「陰ではものすごく努力されているまじめな方。“男が男にほれる”心境です」と脱帽。今後も記録更新が期待されるタモリは「目標を持たないのが目標。これからもダラダラと続けていきます」と自然体を強調していた。

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2013年10月22日のニュース