都交響楽団監督に大野和士 被災祖国に「少しでも貢献したい」

[ 2013年6月15日 06:00 ]

 世界的指揮者の大野和士(53)が東京都交響楽団の第5代音楽監督に就任することが決まり、その発表会見が14日、都内のホテルで行われた。任期は15年4月から5年で、初年度には欧州ツアーも計画されている。

 仏国立リヨン歌劇場首席指揮者を務めるなど欧米で目覚ましい活躍を続ける大野だが、日本の楽団にポストを持つのは01年に東京フィル常任指揮者を退任して以来のこと。「大震災で傷付いた自分の祖国に少しでも貢献したいという考えが芽生えた」というのが就任の動機のひとつ。就任後は新作も含めてレパートリーの拡充を目指し「知られざる名曲も紹介していきたい」と意欲を語った。

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2013年6月15日のニュース