アンジーの叔母が乳がんで死去…同様の遺伝子変異

[ 2013年5月28日 06:00 ]

 乳がんのリスクを高める遺伝子変異が見つかり、両乳房の切除・再建手術を受けたことを公表した米人気女優アンジェリーナ・ジョリー(37)の母方の叔母(61)が26日、乳がんのため米西部カリフォルニア州の病院で死去した。

 AP通信によると、叔母はデビー・マーティンさん。2004年に乳がんと診断された後に、ジョリーと同様の遺伝子変異が見つかっていたという。マーティンさんの姉にあたるジョリーの母親もがんで約10年闘病生活を送り、07年に56歳で他界した。

 マーティンさんは卵巣がんのリスクも極めて高く、卵巣については乳がんと診断された後、予防のために摘出していたという。夫ロンさんは、乳がんも診断前に遺伝子変異を知っていたら「間違いなくアンジェリーナと同じこと(乳房の切除)をしていただろう」と語った。

 また、ロンさんは英紙に「アンジェリーナとはデビーが入院してから何度も会っていますが、私たちは彼女が両乳房を切除した決断を誇りに思い、また全面的にサポートしていきたいと思っています」と説明。ジョリーが手術を決断した背景として、マーティンさんが乳がんと診断され、自分と同様の遺伝子変異が見つかったことが理由の1つであることをうかがわせた。

 ジョリーはこれまで米ニューヨーク・タイムズ紙などに、手術の理由について、乳がんが87%、卵巣がんが50%の発症率であったことを明かし「(手術後)子供たちには、私が乳がんで死んでしまうと心配しなくていいのよ、と言えるようになりました」と思いを明かしている。

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2013年5月28日のニュース