すみれ ボサノヴァ巨匠と共演「魂のケミストリーが」

[ 2013年4月20日 07:00 ]

レコーディングでセルジオ・メンデスとすみれ(左)は笑顔のツーショット

 石田純一(59)の娘で人気上昇中のすみれ(22)が、ボサノヴァの巨匠セルジオ・メンデス(72)と共演した。メンデスの来日50周年記念アルバムに参加したところ「パーフェクト!」と絶賛され、歌唱曲が先行シングルとして発売されることになった。世界的音楽家との共演に、すみれは「やさしいおじちゃまでした」と感激している。

 アルバムは「ランデヴー」という仮題で、7月24日に発売予定。ボサノヴァを代表する曲「マシュ・ケ・ナダ」を世界に広めたブラジル人ピアニストのメンデスが、1964年に初来日してから50年目を記念して企画された。

 「上を向いて歩こう」など日本やブラジルの歌をメンデス自身が選曲し、夏川りみ(39)BENI(27)ら国内外の女性歌手10人が1曲ずつ歌っている。

 そのリード曲に抜てきされたのが、すみれが日本語で歌う「黄昏のビギン」だ。発売元のユニバーサルを通じてデモテープを聴き、その歌声にほれ込んだメンデスが歌い手に指名。78年に他界した水原弘さん(享年42)が59年に発表した原曲を、メンデス自らボサノヴァ調にアレンジした。

 巨匠をうならせたのが先月、都内で行われたレコーディング。ハスキーボイスで色っぽく歌い上げるすみれの歌声に、目をつぶりながらじっくり聴き入った。自然と腕と体を大きく揺らして、ラテンのノリで感動を表現。「今の気分が大事。何も変えちゃダメだ」と太鼓判を押して、15分足らずでOKサイン。ハワイ育ちのすみれに対し「イッツ・グレート!声が最高だし、ビューティフルで性格もいい。パーフェクトだ」と英語で賛辞を贈った。

 幼少時からメンデスの曲が大好きだったすみれも「やさしいおじちゃまで、すぐに気が合った。魂のケミストリー(化学反応)が起きました」と満面の笑み。「Sumire」名義で5月22日にシングル発売するという朗報も舞い込んだ。

 すみれは1年半前に、世界的な男性コーラスグループ「イル・ディーヴォ」とも共演している。海外の大物から次々と才能を認められ、存在感は増すばかりだ。

 ≪メンデス来日公演ですみれと共演も≫メンデスは今月29日から5月2日まで東京・六本木のビルボードライブ東京で来日公演を開催。これに先駆けて26、27日に大阪・梅田のビルボードライブ大阪でも公演を行う。関係者によると、公演期間中にすみれと共演する可能性もあるという。

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