「生かされた責任を全うしたい」染五郎 復帰舞台前に力強く宣言

[ 2012年12月13日 17:43 ]

日生劇場「二月大歌舞伎」製作発表記者会見で勘三郎さんをしのぶ市川染五郎
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 8月の舞踊公演中に舞台から転落し、大ケガを負った歌舞伎俳優の市川染五郎(39)が13日、都内で開かれた日生劇場「二月大歌舞伎」(2013年2月4日~26日)の製作発表記者会見に父・松本幸四郎(70)、中村福助(52)とともに出席。復帰舞台への意欲を語った。

 会見の冒頭、幸四郎は「こうやって舞台を迎えられるのは夢のよう。こういう日が来るとは一時は思えなかった」と万感の思いで息子の復帰を喜び、「役者・幸四郎ではなく父・幸四郎としてごあいさつ、お詫び、お礼、ご心配をお掛けしたことを歌舞伎の口上で申し上げるつもり」との考えを示した。

 半年以上舞台から離れていた染五郎も「もしかしたらいなかったということを考えると、生かされた責任と務めを全うして2月の舞台から戦い続けたい」と力強く宣言。3メートル近い高さから奈落に落ちた大事故だったが、「恐怖心はまったくありません」とキッパリ。「体が元に戻った。何もできなくなることはなかったことに感謝」と話した。

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