海原しおり、脳腫瘍で年内休養 8月末に手術

[ 2012年10月10日 06:00 ]

年内休養することがわかった海原しおり

 ベテラン女性漫才コンビ「海原さおり・しおり」の海原しおり(53)が脳腫瘍のため、年内休養することが9日、分かった。

 体調不良を訴えたのは7月6日。なんばグランド花月での通常公演の出番を終えた後、「フラフラする」とめまいに似た症状に見舞われ、兵庫県内の病院に入院した。検査の結果、初期の脳腫瘍と診断された。関係者によると、「本人はこれまで健康だったので診断にかなり驚いていた」という。

 8月27日に、大阪府内の病院の脳神経外科に再入院。手術を受けた後、放射線など再発防止のための治療を行っている。現在は劇場出番など仕事をすべてキャンセルし、治療に専念。年内いっぱいは休養する。

 さおり・しおりはことしでデビュー33周年。30周年の2009年5月には所属事務所のケーエープロダクションを退社し、「(舞台の)板の上でやりたい。もう一度、跳(は)ねたい」と10年2月に吉本興業入りした。かつてコンビでやってきた漫才やリサイタル、講演会はもちろんのこと、「漫談や歌もやりたい」と、しおりは新天地での再出発に意欲を燃やしていただけに、発病のショックは大きかったはず。だが、「年明けにはコンビで舞台に立ちたい」と、復帰に向けて治療に励んでいる。

 海原さおり(55)は、漫才師の夫・大木こだま(61)とともに旅番組などに出演するなど単独で仕事をこなす。しおりの病室に頻繁に見舞いに訪れ、相方の回復を待ちわびている。

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2012年10月10日のニュース