クミコ 海外名曲日本語カバー!豪華30周年アルバム

[ 2012年9月17日 06:00 ]

王道のポップスを日本語で歌唱することに挑戦した、クミコの30周年記念アルバム「アロング・ザ・ソングス~この歌と歩いてきた」

 歌手クミコ(57)が、ポップス黄金時代の名曲を日本語で歌う。デビュー30周年アルバム「アロング・ザ・ソングス~この歌と歩いてきた」(26日発売)で、「サウンド・オブ・サイレンス」など11曲に挑戦した。

 「追憶」「この素晴らしき世界」「マイ・ウェイ」など、誰でも一度は耳にしたことのある名曲ばかり。「60~70年代の青春時代を一緒に過ごした曲。活気のある日本をもう一度取り戻すための応援歌にしたい」と思いを込めて歌唱した。

 デザイナーのコシノジュンコさん(73)、作家の椎名誠氏(68)ら、親交のある著名人が選曲。昨年、パートナー男性と死別した女優萬田久子(54)は、ジャニス・イアンの「ラブ・イズ・ブラインド」をチョイス。クミコは「永遠の愛などない、愛に明日はない」と歌っており、萬田は「これはいくつもの涙を越えて来た大人の女の恋歌だと思えてくる」と自らに重ねた。

 上質な日本語で歌うことにこだわり、大半の曲を自身の手で日本語に翻訳。ポップスを原語ではなく日本語で歌うことには否定的だったが、クミコが日々歌ってきたシャンソンも仏語を翻訳した音楽。「王道のポップスを日本語で聴きたい」という要望もあり、挑戦を決めた。英和辞書で調べるなどし、原詞に忠実な訳詞を完成させた。

 シャンソン喫茶で歌い始めてから30年。「これからも日本語にこだわり、詩情豊かな曲を歌っていきたい」と今後に向けた思いを明かした。

続きを表示

2012年9月17日のニュース