沢尻エリカに蜷川監督「彼女に静養が必要なのは、必然」

[ 2012年5月16日 13:43 ]

 女優の沢尻エリカ(26)がPR活動の休止を発表した主演映画「ヘルタースケルター」の監督を務めた蜷川実花氏が16日、自身のブログを更新。「エリカの活動休止について」と題したエントリーで、15日にマスコミ各社にFAXで発表したコメントを掲載した。

 蜷川監督はプライベートでも沢尻と親交が深い。

 (全文)私にとってこの『ヘルタースケルター』が宿命だったように、エリカにとっても運命的な作品だったのだと思います。あまりに出来すぎな筋書きに、物語が現実に追いつかれそうな気がしてなりません。

『ヘルタースケルター』を撮っている時、何度も現実と物語がリンクし、境界線が曖昧になる体験をしました。

 前日の撮影をお互いまったく覚えていない程、私達は物語に進んで沈んでいったのだと思います。現場での彼女はりりこそのものでした。「りりこの役がなかなか抜けない」と言っていた彼女に静養が必要なのは、必然のような気がします。

 魂をかけて今持てるすべてをお互い出し切った、その結果がすべて映画に詰まっています。「これで私は胸を張ってみんなの前に立てる。実花さん本当にありがとう」と、映画完成の初号試写が終わった時、手をとり泣きながら言った彼女がもどって来る日を心から待っています。

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