三崎さんデビュー作でメガホン 新藤監督「勇気、度胸あった」

[ 2012年2月15日 06:00 ]

<第54回ブルーリボン賞>新人賞の芦田愛菜(左)と監督賞の新藤兼人監督が奇跡の年齢差ショットを披露する

第54回ブルーリボン賞授賞式

(2月14日 イイノホール)
 新藤監督は三崎千恵子さんの悲報に驚きを隠さなかった。三崎さんの映画デビュー作「どぶ」(54年)でメガホンを取っている。宿屋の女将役として、人間らしい庶民の感じを出すためにオファーしたという。

 演技は全くの素人で「商売(ダンサー)を捨てて女優になった勇気、度胸がありまして、普通の女優さんで終わると思っていましたが、成功したわけです。思い切ったことをやる人だなと思いました」と振り返った。「みんな亡くなってしまうんですね…」と寂しそうに語った。

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