檀れい“CDデビュー”!宝塚退団後初めて歌った

[ 2012年1月14日 08:00 ]

2人でレコーディングに臨む檀れい(右)と遊佐未森

 女優の檀れい(40)が“CDデビュー”する。シンガー・ソングライター遊佐未森(ゆさ・みもり=47)の新アルバム「淡雪」(18日発売)に参加。1962年に橋幸夫(68)と吉永小百合(66)のコンビで大ヒットした「いつでも夢を」を遊佐とデュエットした。

 檀は宝塚歌劇団の一員としてCDに参加したことはあるが、05年の退団後は初めて。レコーディングは昨年11月に都内のスタジオで行った。1カ月前から、遊佐の指導で猛練習。歌入れ当日も緊張をほぐすため、スタジオ内になるべくスタッフを入れずに、2人だけで過ごせるようにした。

 檀は主に小百合が歌ったパートを担当。宝塚時代に磨いた歌声は驚くほどクリアなハイトーンボイス。遊佐との美しいハーモニーを引き立てるため、アコースティックギターをメーンにしたシンプルな曲調にした。

 収録することになったのは、遊佐が東日本大震災後に故郷の仙台などで同曲を歌ったことがきっかけ。「植物に水がしみこんでいくように、みなさんの顔が明るい方へ変わっていくのが実感できた」と曲の力に感動した。その思いを形にするにあたり「この人しかいない」と5年前から親交がある檀に手紙を書いて依頼した。

 レコーディングを終えた檀は「(部屋の外で)たくさんのスタッフに見られていたから、とても緊張した」と言いながらも、満足そうな明るい笑顔。遊佐も「とても美しい声で本当に素晴らしい時間が過ごせた。女性同士で話し合いながら楽しく作業をして学生時代に戻ったような気分」と大喜び。「2人で並んで歌った時にやわらかな光を受けるようで、夢へとつながってゆくあすへの希望を感じた」と出来栄えに強い手応えを感じていた。

 アルバムは全11曲入りで「花と夢」「女子力アップ」がテーマ。「被災地の復興を願い人の心に花を咲かせる音楽を届ける」という思いが詰まった作品になっている。

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2012年1月14日のニュース