竹下景子から池脇千鶴へ 先生役は「素敵な女性」への関門

[ 2012年1月14日 15:20 ]

映画「はさみ」初日舞台あいさつに出席した池脇千鶴(左)と光石富士朗監督

 映画「はさみ」の初日舞台あいさつが14日、都内で行われ、主演の池脇千鶴(30)と光石富士朗監督が登場した。

 中野の理容師、美容師専門学校が舞台の作品に池脇は「甘酸っぱくて、恥ずかしくなるような青春の話だなと思いました」と照れ笑い。さらに初体験だという教師役については「まだまだ先生も一緒に成長中というか、未熟でしたね」と振り返った。

 光石監督はベテラン教師役を務めた竹下景子(58)を引き合いに出して「かつて竹下景子さんが(93年公開の)山田洋次監督の『学校』という作品で先生役をやって。今度は竹下さんが上にいる中、池脇さんが若い先生をやって。先生という役に入って素敵な女性になっていくんだなと思いました」と感慨深げに話した。

 美容学校が舞台ということもあり、池脇は役作りのため練習用のウィッグ(髪の毛が生えた頭部の模型)を持ち帰ったという。「自分の頭を乾かしてその子の頭もブロー。わたしは髪の毛が長いので抵抗なく、普通に使えたと思います」と腕前には少々自信があるようだった。

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2012年1月14日のニュース