渡辺謙 南果歩と結婚後初共演で夫婦役「恥ずかしいですね」

[ 2011年12月9日 16:01 ]

テレビ朝日系スペシャルドラマ「愛・命~新宿歌舞伎町駆け込み寺~」制作発表に登場した永作博美(右)と渡辺謙

 テレビ朝日のスペシャルドラマ「愛・命 ~新宿歌舞伎町駆け込み寺~」の制作発表記者会見が9日、都内で行われ、主演の渡辺謙(51)と共演の永作博美(41)が出席した。

 渡辺は「歌舞伎町駆け込み寺」として知られる「新宿救護センター」を開設し、東京・歌舞伎町で苦しむ人々の救済活動をしてきた主人公・平山秀盛を演じる。

 渡辺は「今年をどんなふうに締めくくるか、頭を悩ませ、挑戦的な思いでクランクインした作品。あえて陳腐にも思えるような愛・命を正面から掲げ、正面から描いた。正直、駆け抜けて疲れた。血が倍ぐらいに濃くなった気がする」と全身全霊を捧げて作った作品を振り返った。

 秀盛の妻・安枝を演じるのは渡辺の実生活での妻でもある南果歩(47)。2人の共演は結婚後初となる。今回は実生活とは異なり、別居中の夫婦を演じる2人だが「恥ずかしいですね。たくさん絡んでいる役じゃなくて、ホッとしましたね。彼女が平山を見る目線が彼のバックグラウンドを解説しているような役で、僕がどう生きているのかを分かっている役を(南が)やってくれて、安心しましたね。女優としては尊敬しているんですが、同じ家にいて同じ台本を読んで、違うことを考えているのは変な感じでしたね」と話した。

 永作演じる洋子と南演じる安枝でどちらが好みか?と聞かれると「ノーコメントで」と苦笑いを見せた渡辺。劇中では橋の上で永作と音楽に合わせてダンスを披露するシーンもあるが、フォトセッションで司会からそのシーンの再現を求められると、「これが出るじゃないですか。嫁も見るんですから」と照れ笑いを浮かべていた。

 「新宿救護センター」と開設する日本マイノリティ協会の代表、“新宿の父”として慕われる玄さんこと、玄秀盛氏の半生をドラマ化したもの。「今こそ世の中を、そして自分自身を見つめ直す時なのでは」と渡辺自身が企画し、“本音を生き、弱者を救うために命をかける”真実のドラマに向き合いたいと挑んだ意欲作。17日後9・00~2時間半で放送される。

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