NHK、情報番組でも謝罪…セシウム測定ミス

[ 2011年11月25日 06:00 ]

 NHKが24日、情報番組「あさイチ」で、食事に含まれる放射性物質の量について誤った数値を放送したと番組内で謝罪した。

 有働由美子アナウンサーが「誤った数値を放送してしまうという事態になってしまい、大変申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 10月17日の特集「放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査」で、北海道、福島県、東京都、大阪府、広島県の計7家族から食事を提供してもらい、大学の研究室に分析を依頼し、それぞれの食事に含まれる放射性物質の数値を比較。うち4家族分のサンプルについて、1キログラム当たり5・69~3・39ベクレルのセシウム134が検出されたとしていた。だが、視聴者の指摘などを受けて再検証した結果、分析装置の調整の不備で、自然界に存在する別の放射性物質の数値をセシウム134と取り違えたことが分かった。実際にはセシウム134については4家族とも「検出限界以下」だった。

続きを表示

2011年11月25日のニュース