ビートたけし選曲“普通じゃない”ジャズCD!

[ 2011年9月8日 06:00 ]

「たけし所の二人てれび」でトークするビートたけし(左)と所ジョージ

 タレントのビートたけし(64)が選曲・監修したジャズコンピレーションアルバム「たけしとジャズ」が7日、発売された。大学生だった60年代の思い出の曲など27曲をCD2枚にして収録。計2時間35分43秒の大作になっている。

 ジャズとの出合いは明大2年だった1966年。学校にも行かず新宿をふらついていた時に「たまたま通りがかった喫茶店から耳を突き抜けるようなトランペットの音が流れてきて、なんか面白そうだなって思った」とたけし。即興で自由な表現。そのビートや力強さに取りつかれ、ジャズ喫茶でアルバイトするほどのめり込んだという。

 今回のCDはこうしたジャズの思い出を所ジョージ(56)に熱く語ったことがきっかけ。「だったらCD出しちゃったらいいじゃない」と背中を押され、実現した。

 選曲も曲順もたけしが考案。「ただの普通じゃおいらが選曲する意味ないじゃない。同じアーティストで同じ曲を年代を変えて聴き比べるのはどうだって言った」とこだわった。例えば、1、2曲目の「マイ・フェイヴァリット・シングス」。ともにジャズ界のカリスマと言われたサックス奏者ジョン・コルトレーンの演奏だが「違いを聴いてほしかった。でも、2曲で30分以上。普通はこんな選曲しないよな」と説明した。

 10日にTBS系で放送される「たけし所の二人てれび」(後3・30)でも所とジャズ談議に花を咲かせている。

 ≪著作権の壁越えた!≫CDには通常のジャズコンピレーション盤では聴けない楽曲も数曲収録。権利者によって通常ではめったに使用許諾を出さない曲も含まれていたが、関係者は「国内外に権利者はいますが、世界のキタノが選んでくれたならばと許可してくださった」と説明した。

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2011年9月8日のニュース