吉本興業 “日本一オモシロイ物産展”やりまっせ

[ 2011年7月21日 09:00 ]

 日本各地の特産物を紹介、販売する物産展事業に吉本興業が本格的に参入することが20日、分かった。まずは7月26日から9月19日までの大阪・ミナミのNGK前広場で「47ご当地展~夏のコレクション~」を開催。今後は全国的に展開していく。

 吉本では地域の活性化を目指し、47都道府県に芸人と吉本社員を住ませる「あなたの街に“住みます”プロジェクト」を4月からスタート。物産展には、各地の芸人や社員が発掘した“無名のびっくり特産品”も並ぶ予定だ。8月7日までは沖縄・九州を中心にした物産展で、その後は日本全国をブロック分けし、順次紹介していくという。

 会場には5ブースを設置。野菜王子で有名なピン芸人・土肥ポン太(40)がプロデュースする青果店も登場する。2004年から大阪市内で実際に八百屋を経営するポン太は「夏は枝豆。茶とか黒とか色が違うだけで味も違う。沖縄ならゴーヤに島らっきょ、九州ならトウモロコシ。浪速っ子は、いろんな物があふれている物産展が大好物」とPR。期間中は本業の“お笑いの仕事”がない限り、店頭に立つという。

 商品の仕入れから自治体との協力まで自前で手掛けられるのが吉本の「住みますプロジェクト」の利点。期間中はご当地芸人らが無料ライブなどを行うプランも検討中だ。関係者も手応え十分で「物産展は1カ月間でも長いと言われるのに、うちは2カ月近く開催します。日本一長い、そして日本一オモシロイ物産展にします」と鼻息を荒くしている。

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2011年7月21日のニュース