宇多田に続き…母の藤圭子のベスト盤も発売へ

[ 2010年11月23日 06:00 ]

12月8日に発売される藤圭子のベスト盤「艶歌と縁歌 ヒット&カバーコレクション」

 宇多田ヒカル(27)に続き、母の藤圭子(59)のベスト盤も発売されることになった。

 タイトルは「艶歌と縁歌 ヒット&カバーコレクション」で12月8日発売。くしくも宇多田の休業前ラストライブ(横浜アリーナ)と重なった。当初は、宇多田のベスト盤2作が発売される24日を予定していたが、編集作業が遅れたためにずれ込んだという。
 宇多田は先月末、ベスト盤をめぐってツイッターなどで異例の声明を発表。EMIから発売する「シングル・コレクションvol2」と同じ日に、ユニバーサルが「Utada the best」をぶつけてきたとして「便乗商売」と批判した。藤のベスト盤が同日発売だったら騒動に巻き込まれた可能性もあり、制作スタッフは胸をなで下ろしている。
 ベスト盤はCD2枚組。1枚は「圭子の夢は夜ひらく」「京都から博多まで」「女のブルース」「命預けます」など69~81年の代表曲を収録し、もう1枚は八代亜紀「舟唄」、高倉健「網走番外地」、千昌夫「北国の春」などのカバーを収めた。
 藤はデビュー翌年の70年「新宿の女」などアルバム計3作で、オリコンチャート42週連続1位という前人未到の大記録を樹立。これはいまだに破られておらず、記録達成から40年を記念してソニーミュージックが今回のベスト盤を企画した。当時、作家の五木寛之氏(78)が驚嘆した天才歌手の凄味を堪能できるとともに、休業する宇多田のルーツをたどる意味でも興味深い内容になっている。

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2010年11月23日のニュース