ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2010

[ 2010年10月30日 06:00 ]

ウィーン・フィルとの長年にわたる共同作業で親密な関係にあるジョルジュ・プレートル 写真提供/サントリーホール (C)Decca/Terry_Linke_

 今年もこの季節がやってきた。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の東京定期公演とされる「ウィーン・フィルハーモニー・ウィーク・イン・ジャパン」(サントリーホール主催)。世界的人気を誇るウィーン・フィルだが、とりわけ日本にはファンが多いことで知られ、同オーケストラが海外にこうした形で定期的に来演するのもニューヨークと東京だけだ。

 当初予定されていた小澤征爾の病気降板などの影響で二転三転の末、ようやく確定した今年の指揮者はフランス音楽界の大御所、86歳のジョルジュ・プレートル、今年秋からウィーン国立歌劇場音楽総監督(GMD)に就任し同劇場管弦楽団を母体とするウィーン・フィルとの関係を深めている50歳のフランツ・ウェルザー=メスト、そして11月に32歳になる超新星アンドリス・ネルソンスの3人。ウィーン・フィルの来日公演に3人の指揮者が帯同するのは初めて。文字通りの「老・壮・青」の組み合わせとなり、世界最高峰の楽団のひとつとされる同オケの「現在・過去・未来」を日本で体感できるまたとない機会になりそうだ。

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2010年10月30日のニュース