「クワイ河マーチ」演奏 ミッチ・ミラー氏が死去

[ 2010年8月3日 08:35 ]

死去したミッチ・ミラー氏

米メディアによると、1960年代のテレビ番組「ミッチと歌おう」や映画「戦場にかける橋」(57年)の主題曲「クワイ河マーチ」の演奏などで知られる米指揮者兼プロデューサーのミッチ・ミラー氏が7月31日、ニューヨーク市内の病院で死去した。99歳だった。家族は死因を老衰としている。

 11年、ニューヨーク州でロシア系ユダヤ人移民を父に生まれる。オーケストラでオーボエ奏者を務めた後、レコード業界に入り、歌手トニー・ベネット、ドリス・デイらの売り出しに貢献。当初「ミッチと歌おう」はレコードでヒットしたが、61年にNBCテレビが放映を始めると、あごひげ姿で指揮する同氏は一躍、家庭の人気者に。63年からはNHK総合テレビでも毎週日曜の昼すぎに放映された。

 自ら率いるミッチ・ミラー合唱団による映画「史上最大の作戦」(62年)や「大脱走」(63年)の主題曲などもヒットした。(共同)

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