[ 2010年6月13日 06:00 ]

エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団 (C)堀田力丸

なお、スウェーデン放送響楽団は1965年に創立。初代首席指揮者にセルジュ・チェリビダッケを迎え、短期間で北欧を代表するアンサンブル集団に成長。その後、首席指揮者のポストはヘルベルト・ブロムシュテット、エサ=ペッカ・サロネンらに引き継がれ、07年1月からハーディングが現職に就き現在に至っている。透明感のある美しいサウンドが印象的なオケで、ハーディングのシャープな感性と相まって、その個性は一層の輝きを増している。なお、両公演ともに若干のチケットが残っている(13日現在)。

【エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団定期公演】
 日本のオーケストラの中で最もマーラーの演奏経験が豊富で、この作曲家に対する確固たるサウンド・イメージを持つ東京都交響楽団が6月の定期公演ほかで、プリンシパル・コンダクターのエリアフ・インバルの指揮で交響曲第2番「復活」に取り組む。このコンビによるマーラーの素晴らしさについては3月に行われた交響曲第3番を取り上げた公演を紹介した回(第96回、1月31日付)とそれらの公演リポート(第108回、4月25日付)で詳述しているのでバックナンバーをクリックしてご参照いただきたい。

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2010年6月13日のニュース