「きれい!」ミポリン“新たな始まり”の予感

[ 2010年1月24日 06:00 ]

映画「サヨナライツカ」初日舞台挨拶でシックなドレス姿を披露した中山美穂

 女優の中山美穂(39)と宮沢りえ(36)が23日、それぞれ都内で出演映画の舞台あいさつに臨んだ。中山は12年ぶりの主演作となった「サヨナライツカ」、宮沢はナレーションを務めた海洋ドキュメンタリー「オーシャンズ」で、ともに出産後初の映画。ママ女優たちによる“美の競演”となった。

 中山は濃緑の華やかなドレスのすそを揺らし、笑顔でステージへ。「皆さん、いかがでした?」と少し不安そうに客席を見わたすと、「お帰り!」の掛け声とともに割れるような拍手。感激のあまり「ゆうべは眠れなくて…」と明かし、言葉を詰まらせた。
 芥川賞作家の辻仁成氏(50)と結婚し、フランス・パリに移住。04年に第1子となる長男を出産後、初めての演技を披露している。原作は辻氏で、韓国のイ・ジェハン監督(38)からのオファーで出演。それだけに熱も入れ、プロモーションで帰国したのは3度目。「可能ならば世界の人に見てもらいたい」と力を込めた。
 スクリーンに帰ってきた中山に観客も「きれい!」「感動した!」と興奮。タイトルについて中山は「始まりを意味するニュアンスがあると思う」と話し、「機会があればまた海外の監督と仕事をしてみたい」「スペイン映画に興味がある」と女優として今後の展開にも意欲的。今回を“新たな始まり”に、本格復帰の可能性も感じさせた。

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2010年1月24日のニュース