大笑い!そしてしんみり…板尾創路監督が公の場で長女語る

[ 2010年1月17日 08:28 ]

映画「板尾創路の脱獄王」公開初日に大阪市内で舞台あいさつした(右から)オール巨人、國村準、板尾創路、海原ともこ、海原やすよ

 お笑いコンビ「130R」の板尾創路(46)が16日、大阪市内で自ら監督・脚本・主演を務めた映画「板尾創路の脱獄王」の舞台あいさつに立った。初監督作への思いとともに、昨年8月に他界した長女について、公の場で初めて語り、目を潤ませた。

 板尾は共演の國村準(54)オール巨人(58)海原やすよ(34)海原ともこ(38)とともに登場し「どうも、ほんこんさんの相方です」とあいさつ。映画については「100%思い通りのキャスティングだった」と話した。
 特に國村の出演が決まったときには「普段あんまり喜ばないけど、ちょっとだけジャンプした」と思い入れの大きさをうかがわせた。板尾を20代のころから知る國村も「監督1作目に出られてうれしい。板尾くんらしい作品」と絶賛。オール巨人は「続編を!」とラブコールを送っていた。
 笑いの絶えない舞台あいさつの雰囲気が一変したのは、最後に板尾がまとめのコメントを求められた時。「私事で申し訳ないんですが」と断り、「昨年8月に(当時1歳10カ月の)娘が亡くなって…。偶然にも公開初日のきょう16日が娘の月命日。ああそうか、と考えてました」と感慨深げに語った。
 その後も「娘が逝ってしまって、この映画が自分の子供のように思えて編集作業を頑張った。あの場面がああやった、こうやったと語ってもらって、みんなにこの子供を育てていってもらえればうれしい」と、目を潤ませながらも気丈に話した。隣にいた海原ともこも涙が止まらず、会場からも温かい拍手が送られた。

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2010年1月17日のニュース