“留年2度”八田亜矢子 東大大学院ハラハラ合格!

[ 2009年10月2日 06:00 ]

東大大学院に合格して「やった!」と喜ぶ八田亜矢子

 現役東大生タレントの八田亜矢子(24)が1日、東大大学院に合格した。現在、医学部健康科学科4年生で、8月末に「知識を増やして仕事に生かしたい」と大学院を受験。「卒業見込み」で受験したが、芸能界の仕事が忙しく、過去2度留年している。今回卒業できなければ合格したものの、入学できなくなるため「留年はもうしたくない。卒業できるように頑張ります」と意気込んでいる。

 東大本郷キャンパス(東京都文京区)の医学部本館前の掲示板で、八田の番号を確認した東大の友人が携帯メールで合格を知らせると、八田は「ホッとしました。本当に良かった」と笑みを浮かべた。
 大学では、何が本当に健康にいいのか、メタボリック症候群にならないためにはどうしたらいいかなどの予防医学を勉強中。「大学院に行ってより多くの知識を身に着け、情報番組などの今後の仕事に役立てたいと思った。将来的に報道番組もやってみたいので、生かしたい」と語った。
 受験したのは、人々の健康の維持や生活の質の改善へ、指導的な役割を果たす人材の養成を目的に、07年に開設された東大大学院医学系研究科の専門職学位過程「公共健康医学専攻」(2年コース、募集人員22人)。仕事の合間に、午前9時ごろに大学に行き、遅い時には午後11時まで残って勉強を続けた。8月24日に英語と医学に関する幅広い知識を問う筆記試験を受け、同26日に合格。最終の面接に備えた。
 教養課程の駒場キャンパス(目黒区)から専門課程の本郷へ移る大学3年への進級で2度留年。しかし、今年4月には無事4年生へ進級し、タレント業と学業を両立している。8月27日の面接試験では「通えますか?卒業できますか?」との質問を受け、「通います!卒業します!卒業しますから~」と必死に訴えたという。
 大学院へは大学を卒業しないと進めない。「留年したら合格もパーになる。2月に試験がありますが、絶対に卒業します。今度は卒業へ向けて頑張ります」と気を引き締めた。

 ◆八田 亜矢子(はった・あやこ)1984年(昭59)10月4日、東京都生まれの24歳。筑波大付属高校卒業後、1年浪人を経て04年4月に東大理科2類に入学。04年度のミス東大に選ばれる。日本テレビ「ラジかるッ」のコメンテーターを務めたほか、バラエティー、クイズ番組などで幅広く活躍。趣味は料理。身長1メートル64、血液型A。

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2009年10月2日のニュース