吉本反発!ワッハ上方移転に待った

[ 2009年7月28日 01:03 ]

 大阪府の橋下徹知事が、府立上方演芸資料館(ワッハ上方)を観光名所・通天閣に移転する方針を決めたことを受け、ワッハ上方の現在の入居ビルを所有する吉本興業は27日、「移転計画に正式な説明がなかった」と遺憾の意を表明するファクスを報道機関に送付した。

 吉本興業はワッハ上方の開業の経緯に触れ「府の意向に沿って仕様を決定した特殊な施設。恒久的に入居することが前提だった」と指摘。「(移転を)事実として決定されたのなら、非常に残念」とした上で、発生する損害の補償を協議するとしている。

 府は年間約2億8千万円に上る賃料がネックとして、23日の戦略本部会議で移転を決定。通天閣を運営する通天閣観光と正式な協議に入るとしている。

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2009年7月28日のニュース