2万人が別れ告げる 悲しき「ウィー・アー・ザ・ワールド」

[ 2009年7月8日 07:20 ]

ロサンゼルスの「ステープルズセンター」で行われたマイケル・ジャクソンさん追悼式の壇上であいさつをして涙をこらえきれず、ファミリーに支えられる娘のパリス・ジャクソンさん

 6月に50歳で急死した米国の世界的歌手マイケル・ジャクソンさんの追悼式が7日(日本時間8日)、米ロサンゼルスの屋内施設「ステープルズセンター」で行われ、遺族や交友があった著名人、ファンら約2万人が「キング・オブ・ポップ(ポップの帝王)」に別れを告げた。

 マイケルさんの遺体は、深紅の花がたむけられた金色のひつぎに納められ、会場の舞台前に安置された。マイケルさんの往年の映像が次々とスクリーンに映し出される中、マライア・キャリー、スティービー・ワンダー、ライオネル・リッチー、ジェニファー・ハドソン、ジョン・メーイヤー、アッシャー、ブルック・シールズ、コービー・ブライアントら生前親交があった歌手や著名人が追悼の歌やメッセージをスーパースターにささげた。
 出席者らによる「ウィー・アー・ザ・ワールド」「ヒール・ザ・ワールド」合唱の後、家族によるあいさつで式が終盤を迎え、最後に娘のパリス・キャサリンさん(11)が「私が生まれた時から父は最高の父親でした、私はただ、父のことを愛しているとだけ言いたい」と声を振りしぼるように語り参列者の涙を誘った。
 追悼式に先立ち、ロサンゼルス近郊の墓地ではマイケルさんの遺族らによるセレモニーが行われた。

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2009年7月8日のニュース