水着グラドルが!倉科カナNHK“朝の顔”に

[ 2009年4月3日 06:00 ]

9月から放送のNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」ヒロインの倉科カナ

 9月28日にスタートするNHK朝の連続テレビ小説「ウェルかめ」(月~土曜前8・15)のヒロインに「ミスマガジン06 グランプリ」でグラビアアイドルの倉科カナ(21)が決まった。NHKが2日、発表した。「ミスマガジン」出身では斉藤由貴(42)以来となる。1775人の応募者の中から選ばれ「まだ信じられない。凄くドキドキして、凄く楽しみ」と初々しく語った。

 倉科は5回目の応募でヒロインの座を射止めた。「ネガティブなことは考えず、精いっぱいぶつかりました」と満面の笑み。主にグラビアやバラエティー番組で活躍しており、連続ドラマ出演は初めて。「いつかあの場に立ちたいと思っていた。涙が出るほどうれしい」と喜びをかみしめた。
 同じ「ミスマガジン」では、斉藤が「はね駒」(86年)でヒロインを演じている。倉科も「歌も演技もできてバラエティーでも素敵。あんな先輩のようになりたい、後を継ぎたいと思っていた」と、あこがれていたようで、同じ道を進むことに感激。六山浩一チーフ・プロデューサーは「オーディション5度挑戦というのは聞いたことがない。斉藤さんへのあこがれがそうさせたのでは」と代弁した。
 東京の出版社をリストラされ、故郷・徳島の出版社に再就職したヒロインがさまざまな人と交流し成長する姿を描く。舞台は、ウミガメの産卵地で知られる徳島県美波町と徳島市。番組名は「ウェルカム」にひっかけたダジャレで、「カメ」にちなんで、民宿を営む父親が客に言う時の決めゼリフ。
 面接やカメラテストなど4度の選考過程を経て倉科が選ばれた。この日朝「面接がある」と言われ、同局の大阪放送局へ。六山氏から「犬、カブトムシ、亀、どれが好き?」と聞かれ、タイトルにちなんだ亀ではなく「犬と即答した」(倉科)ところ、苦笑する六山氏に「ヒロインはあなたに決定しました」と伝えられた。
 六山氏は「海のような大らかさ、のびやかさとフレッシュな力を持っている」と起用理由を説明。「転んでも前を向いて走っていく、そんなヒロインを演じてもらいたい」と期待を寄せる。熊本県出身の倉科は「徳島も熊本もウミガメの産卵地があったり重なるところが多い。早くウミガメに会いたいな~」と胸を膨らませた。5月下旬にクランクイン。

 ◆倉科 カナ(くらしな・かな)1987年(昭62)12月23日生まれ、熊本県出身。TBSの深夜ドラマ「根津サンセットカフェ」(06年)で女優デビュー。その後、映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」(08年)などに出演。NHK「土曜スタジオパーク」に昨年12月まで出演していた。特技はバスケットボール、弓道など。

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2009年4月3日のニュース