遠藤実さんお別れの会に1000人

[ 2009年1月30日 06:00 ]

花でいっぱいの故遠藤実さんの祭壇

 「北国の春」「高校三年生」などのヒット曲で知られ、昨年12月に他界した作曲家の遠藤実さん(享年76)の「お別れの会」が29日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれた。

 「人情の作曲家」といわれた遠藤さんらしく、作曲家の船村徹氏(76)をはじめ、国民新党の亀井静香代表代行(72)、小渕優子少子化担当相(35)、歌手では北島三郎(72)、島倉千代子(70)、橋幸夫(65)、舟木一夫(64)、五木ひろし(60)、小林幸子(55)らが参列。先に行われた一般会葬と合わせ、1000人近くが訪れた。
 祭壇には、作品の原点となった疎開先の新潟・弥彦山と角田山が花で描かれ、国民栄誉賞の賞状なども飾られた。遠藤さんから託された遺作「比叡の風」(作詞いではく)を6月のデビュー記念日に発売する北島は「その時には(天国から)降りてきてくれるかなあ。時代は変わっても演歌を(天国から)守ってほしい」と思いを説明。五木は「先生の歌には勇気や励ましがある。今こそ遠藤メロディーが必要な時代で、そういう意味でも残念です」としのんだ。

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2009年1月30日のニュース