【ボクシング】重岡優大「あんなに効かされたのは初めて」判定負けで“因縁”ジェルサエムに屈しV2失敗
プロボクシングWBC世界ミニマム級タイトルマッチ 王者・重岡優大《12回戦》挑戦者メルビン・ジェルサエム ( 2024年3月31日 名古屋国際会議場 )
WBC世界ミニマム級王者の重岡優大(26=ワタナベ)が同級6位メルビン・ジェルサエムに1-2の判定で敗れ2度目の防衛に失敗した。
重岡優は敗戦後「あんなに効かされたのは初めて。もっと強くなりたい。だせえ…ださすぎる。こんなものではないと思ったが相手を勢いづかせてしまった。俺が必死だった、完全に俺が支配されていた」と悔しさをあらわにした。
先輩の無念を晴らせなかった。1回、右ジャブでジワジワと重圧をかけていた優大だったが、残り1分13秒に挑戦者ジェルサエムの強烈ボディーが突き刺さる。さらにボディーを食らったが、優大は首を横に振って効いていないとアピール。
2回も執ようにボディーを狙われた。3回には優大が左ボディーを狙った瞬間に右ストレートのカウンターを決められて、まさかのダウン。それでも一切動揺は見せず、強気に前に出て攻めの姿勢を貫いた。
しかし、6回にも右ストレートのカウンターを浴びて2度目のダウン。さらに7回には強烈な右ストレートが顎にヒットして一瞬足が止まるなど劣勢が続いた。それでも果敢にパンチを繰り出して最後まで一歩も引かなかった。だが、決定的な一打を浴びせることはできず1-2の判定負けで防衛に失敗した。
ジェルサエムは昨年1月のWBO世界ミニマム級タイトルマッチでワタナベジムの先輩で元世界王者の谷口将隆(30)を2回TKO負けに追いやった因縁の相手。「谷口さんが戦ったことは忘れている。もう俺の相手」と自身の戦いに集中したが、敵討ちとはならなかった。
2戦ぶりのKO決着を見据え「粗削りな部分を丁寧に改善できた」と調整面では手応えを得ていた。WBA世界ミニマム級14位、IBFライトフライ級14位ジョン・マイケル・ズレタ(フィリピン)らとスパーリングを重ねたが、2戦ぶりのKO決着を逃し初黒星を喫した。
ミドル級トーナメントの延期や、弟・銀次朗の試合直前の相手変更など、相次ぐトラブルに見舞われた興行。メインイベンターを務めた優大への影響は少なからずあったといえる。
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