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亀田和毅は5回終了TKO勝ち 父・史郎トレーナーの指示が場内にこだま

[ 2024年3月31日 18:37 ]

<3150FIGHT>(フェザー級10回戦)5回終了でTKO勝利となり、勝ち名乗りを受ける亀田和毅(撮影・椎名 航)
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 ボクシングイベント「3150FIGHT vol.8」が31日、名古屋国際会議場で開催され、フェザー級(リミット57・1キロ)10回戦はIBF世界同級5位の亀田和毅(TMK)がWBCユース・シルバー・スーパーバンタム級王者ケビン・ビジャヌエバ(メキシコ)に5回終了、TKO勝ちした。5回終了後に相手が棄権した。

 立ち上がりからプレスをかけて相手をロープやコーナーへ追い込んだ。左右ボディーや左フック、さらに右ストレートをガードの上からでも叩きつけた。「親父のスタイル」である攻撃的な姿勢をアピール。セコンドの父・史郎トレーナーから「腹(ボディー攻撃が)効いた」「おおっ!!(パンチが)入ったぁ!!」「練習通りや!!」など威勢のいい声が場内に響いた。

 当初は昨年10月のIBF2位決定戦で苦杯をなめさせられたレラト・ドラミニ(南アフリカ)と再戦するはずだった。しかしIBFから同級3位アーノルド・ヘガイ(ウクライナ)との挑戦者決定戦を指令されたドラミニ陣営がこれを優先したため、和毅VSドラミニ戦は消滅した。

 約2週間前に対戦相手が変更となり、和毅は「すごい悔しい。ドラミニにリベンジする気持ちでやってきた」と心情を吐露。それでも「相手が代わったことは(今までのキャリアで)何回もある。試合の2、3日前だったことも」とプロとして試合でパフォーマンスをきっちり発揮することを誓っていた。

 前回の敗戦後から父・史郎トレーナーとコンビ結成してトレーニングに励んだ。「親父のスタイルを見せる」と新たなスタイルを披露することをモチベーションにした。

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