阪神・小幡「年男にふさわしい活躍を」 同学年の広島・小園らを意識「勝手に刺激にさせてもらっている」

[ 2024年1月5日 05:15 ]

阪神・小幡
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 阪神の年男は森下だけではない。2000年生まれの小幡も今年、生まれ年の干支(えと)を迎えた。辰年にちなんで両親に名付けられた「竜平」の名は、この年に躍動するためにある。

 「年男にふさわしい活躍ができるように頑張れればと思います」
 今季で高卒6年目だ。昨季の開幕戦では遊撃手として先発出場しながらも結果的には木浪に控えへと追いやられた。「打つしかない」。レギュラー奪取へ向けては打撃でのアピールを誓った。

 野球界を見渡せば、同学年の野手が台頭している。広島の小園は主力に成長。ロッテの2人、山口は2年連続2桁本塁打を放ち、藤原は昨季100試合出場した。負けられない気持ちは強い。

 「やっぱり意識して見ちゃいますね。勝手に刺激にさせてもらっています。球団には高卒のレギュラーがいない。球団からも、そういう意味で期待されていることが伝わっているので」

 チームの主力野手は大学、社会人出身の選手ばかりだ。昨年の18年ぶりリーグ制覇と38年ぶり日本一は、生え抜き主体で勝ち取ったとはいえ、「高卒」の存在感が薄いという特徴が浮かび上がる。岡田監督の「高卒野手は育たへん」という言葉を覆すべく、勝負の辰年に臨む。(倉世古 洋平)

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