栗山英樹氏「最初から2人とも決勝で投げると思ってた」 ダル→大谷豪華リレーのWBC秘話を明かす

[ 2024年1月2日 22:28 ]

昨年のWBC優勝に貢献した侍ジャパンのダルビッシュ(左)と大谷
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 昨年3月のWBCで侍ジャパンを3大会ぶり世界一に導き、日本ハムのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任する栗山英樹氏(62)が先月31日放送のテレビ朝日「ザワつく!大晦日2023 一茂良純ちさ子の会 6時間SP」(後5・00)に出演。WBC優勝に大きく貢献したダルビッシュ有投手(37)と大谷翔平投手(29)について言及した。

 栗山氏は優勝したWBCを振り返り、メジャー組から唯一宮崎キャンプから参加したダルビッシュに対し「一人だけ先に来てくれてとにかくチームのために色んなことをやってくれたけど、自身の調子はずっと落ちていた。球数も投げさせてあげられないし、調整もさせてあげられなくて本当に申し訳わけない」とコメント。

 8回ダルビッシュ、9回に大谷という豪華リレーとなった決勝戦での登板について「僕は最後、本人から投げたいというよりも、あのスケジュールだと先発では1人2試合が基本的な登板。決勝はダルも翔平も3試合目。3月の体が出来ていない時期に、こっちからお願いして投げさせたらケガする可能性がある。なので絶対、俺からは(決勝戦でも登板して欲しいと)言わないと決めてたんです。向こうから投げたいと言うまでずっと待っていた」と明かした。

 続けて「準決勝の前にダルと話して、メジャー開幕準備もあるのでアメリカでもう投げるのはヤメようね。なしよ!って。その代わりアメリカのバッターの分析はちゃんと伝えてやってくれ」と話し、ダルビッシュも「分かりました。ありがとうございます」と答えたと説明。だが部屋を出ようとしてダルビッシュを呼び止め「(それでも)どうしても投げたくなったら言ってねって」と“優しくアピール”したことを告白。

 共演の長嶋一茂から「クリさん、それは選手からしたらヤレっていうのと同じですよ」と指摘されると、栗山氏は「すいません。でも僕は最初から2人とも決勝は投げると思ってたんですよ、彼らの性格的に。絶対に俺が世界一にしてやると思ってくれているから。僕はただ聞いただけですよ(笑)」と、あくまで自分から登板をお願いしたわけではないと主張した。

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