西本聖氏 「宿命のライバル」江川卓氏のYouTubeに初登場! デビュー戦の思わぬ共通点に…

[ 2024年1月2日 15:45 ]

西本聖氏(2009年撮影)
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 1980年代の巨人でエースとして活躍し、中日、オリックスなどでNPB通算165勝を挙げた西本聖氏(67)が「宿命のライバル」と呼ばれた江川卓氏のYouTubeチャンネルに初登場。デビュー戦の思わぬ「共通点」に顔を見合わせるシーンがあった。

 同時代に巨人投手陣の屋台骨を支えた両雄にとって、TV番組での共演以来、14年ぶりの再会。動画の冒頭で西本氏が握手を求めると、握り返した江川氏も「おめでとうございます。なんだか分からないけど…」と照れ笑いを浮かべながら、「番組出演おめでとうございます」との言葉に喜びをにじませた。

 作新学院、法大と常にエリートコースを歩んできた江川氏に対し、高卒(松山商)で、ドラフト外入団の西本氏は「雑草」と呼ばれ、常に対比され、ライバル関係にあった。投球スタイルもストレートで押す江川氏と違い、西本氏は右打者の内角をえぐるシュートを武器としてから台頭。現役時代の2人は、すべてが好対照だった。

 西本氏のプロ初登板は1976年(昭51)4月15日の阪神戦。大量リードされた6番手で8回からマウンドへ上がり、ラインバックに3ランを浴びた。この事実を紹介されると、江川氏が「えっ、ラインバックに打たれてるの?」と絶句。「うそ? 一緒だよ」と続けた。実は江川氏も初登板初先発(1979年6月2日)の阪神戦でラインバックに逆転3ランを食らっていた。2人で顔を見合わせた後、江川氏は「初めて知ったわ、それ」と、うなった。

 同じ助っ人に「プロの厳しさ」を教えられた逆風からのスタート。「じゃあ、ラインバックって、すごい選手だったんだね」と江川氏は感慨深そうに振り返った。

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