【阪神・岡田監督語録】スローガン候補「あった。変なのが」 年俸「俺らは日本一になっても…」

[ 2023年12月13日 05:15 ]

来季のスローガンを発表する岡田監督(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神の岡田監督が、12日に発表された24年のチームスローガン「A.R.E.GOES ON」について語った。

 ―スローガンについて。
 「だからまあ、変える必要はないからね、別にね。3年連続で一緒の時もあぅたやろ?勝ってないのに。だからまあ、今年なんか勝ったから別に変わったことやる必要ないし、継続って言う意味で付けただけやから。一緒よ。気持ちは一緒ということよな」

 ―他の候補も似たようなものがあった?
 「あった。変なのが(笑)。最終的にこれに決まったということやな」

 ―響きなども含めて決定した?
 「まあ、そやなあ。アレンパ(アレ+連覇)はやっぱおかしいもんなぁ。キャッチフレーズとしては、ちょっとおかしいよな。来年勝ったら、次はどないするんや?今のタイガースはこれでずっといくという、続けていくというな、それが正しいと思うけどな。キャッチフレーズみたいなものは、コロコロ変えることじゃないと思うけど」

 ―監督自身も「A.R.E」には愛着があるか。
 「いやいや、だから、俺はアレ、アレと言うてたからなあ。アレをこういう形にして。エイム、リスペクトというのを、何が一番いいのかというのをなあ。前も言うたけど、一番はOBが一番喜んだんちゃう?リスペクトを入れたおかげでな」

 ―特に継続していきたいこと。
 「優勝して日本一になって変える必要ないよ。変えておかしくなるのも嫌やしのう。変えることはないわなあ。みんなうまくいったというとおかしいけど、いい流れで1年間をやったわけやからな。あとはプラスαの肉付けやろ。毎年プラスしていかなあかんのはな。変えない、継続してちょっとずつ上積みをしていく。まあこれは外国人なり、新入団なり、トレードとかも入れていろんな方面で少しずつ毎年肉付けをしていって、もっと上のレベルに持っていかなあかんということやろな」

 ―選手の給料を上げるのが監督の仕事と言ってきた。今回の契約更改では大幅アップをしている。どう思うか。
 「いやいや、だいたいこんなもんちゃうかな。これは個人の成績プラス、優勝、日本一(のおかげ)やろ?やっぱり勝ったら上がると思うよ。一時期はホームラン王と首位打者がいてて最下位とかな。そういう時もあったやん、ヤクルトにしてもそうやんか。それよりも勝つことを重要視やろなあ、自分の成績にプラスやからな、これはチームに対しての貢献度やもんな、自分の成績だけでずっと比較するのは違うと思うよ。自分と同じレベルの選手が、あいつ、あんな成績でなんでこんなにぎょうさん(年俸を)もうてんねんとかさ、だいたい比較するやんか。そういうもんやで。それが勝つことによってな、自分も上がっていくいうことちゃうかなあ。他の球団見たらおるやろ?コイツ、けっこうもらってんなあっていうのが」

 ―監督の現役時代はこんなに上がらなかったか。
 「上がるかいな、こんなん」

 ―勝てば上がる。
 「いや勝てば上がるて、俺ら勝っても上がらんかったで」

 ―今年の契約更改では1億円プレーヤーがたくさん出た。
 「それはもう時代やから。俺らの時、1億円なんかおれへんやんか。最高でも8000ぐらいやったかなあ。俺らは日本一なっても、倍しかならんかったもん。日本一で倍やったわ」

 ―監督にとって今年の1字とは?
 「1字な。なんやろな。そら、1番長いこと野球したから、楽しいの“楽”やわな。楽じゃなしに。楽しいで終わった。楽じゃなかったけど。やっぱり最後の最後まで注目を浴びて野球できたからな」

 ―何が楽しかった?
 「そら勝つことや。監督なんか勝つことしかないやん。選手は、ヒットを打ったら給料が上がるなあと思ってるだけや。チームとして勝つことが俺ら(首脳陣)の仕事やからな。俺らに(個人成績の)数字はない。俺らの数字は、チームの勝ち数やんか。それによって優勝したり2位なったりやからな結果的に。1つ勝ったっていうて、一喜一憂とか絶対にせえへんよ。最終的に1番勝てばいいだけやからな結局は」

 ―15年ぶりにタテジマで現場の最前線で戦って楽しかったか。
 「そら楽しいよ。スタンドにおったら、文句ばっかり言わなあかん。そういうことやん。なんで?なんで?って。それの方がストレス溜まるやんか。はっきり言うて。でも、自分のやりたいことができるやんか。ユニホームを着ると。それで上手いこといったら楽しいやん。やっぱり間違ってなかったと思うやん、自分の中でもな。こうした方がええと思うけどって思うけど。それはユニホームを着ないとできんことやからな」

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