加藤哲郎氏 有名な「巨人はロッテより…」発言を超える!?暴言を告白「オラ、やるか、みたいな感じ」

[ 2023年10月24日 19:40 ]

加藤哲郎氏(2001年撮影)
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 元近鉄などで投手として活躍した加藤哲郎氏(59)が24日に更新されたYouTube「プロ野球OBクラブチャンネル」にゲスト出演。乱闘直前までいった知られざる「暴言」を告白した。

 あの「10・19」に出場していた元近鉄投手の高柳出己氏、元ロッテ内野手の佐藤兼伊知氏、元ロッテ外野手の古川慎一とともに、伝説の一戦をトークで振り返る企画の6回目。「10・19」とは、1988年(昭63)10月19日のロッテ-近鉄(川崎)ダブルヘッダー。パ・リーグのペナントレースは大詰めを迎え、近鉄が連勝すれば逆転V、それ以外なら日程を終了していた西武の優勝が決まる大一番だった。近鉄は第1試合を勝ったものの、4ー4で迎えた第2試合9回表の攻撃が無得点に終わった時点で、時間切れ引き分けまで、あと3分。事実上、逆転Vの望みは絶たれていた。

 そして、9回裏のマウンドへ上がったのが加藤氏だった。わずかながら時間が残っていたため、「審判のところへ行って、投球練習はいらないから、ロッテの選手を出せ」と注文。それでもロッテの選手がなかなか出てこないため、「イライラして、ロッテのベンチへ向かって“はよ、出てこい”」と、ありえない暴言を吐いた。

 当時24歳の若手投手の一言に、ロッテベンチは色めきだった。「西村(徳文)さんとかメッチャ激怒して、ワーッって(こっちに)来そうになって。(こちらも)オラ、やるか、みたいな感じになって」と加藤氏は一触即発の様子を再現。背後から先輩の大石第二朗に羽交いじめで止められ、あわやの乱闘は回避された。

 「それね、だれも覚えていない」と加藤氏が言ったように、全国中継を観ていたファンにとっては、近鉄の攻撃が終わった時点で「ドラマ」は終了。その後に、「続編」があったとは…。翌89年の日本シリーズ・巨人戦における「巨人はロッテより…」発言を超える衝撃の一言に、本人は「(乱闘になってたら)10・19台無しや」と豪快に笑い飛ばしていた。

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