日本ハム・福田俊 球団2位タイ25試合連続無失点!「出来過ぎ」も球団トップ宮西の29試合目指す

[ 2023年9月24日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―4楽天 ( 2023年9月23日    楽天モバイル )

<楽・日>8回から救援した福田俊(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 日本ハムの福田俊投手(26)が23日、楽天戦で8回から4番手で登板。1回を無安打無失点に封じ、13年の宮西尚生投手(38)に並ぶ球団2位タイの25試合連続無失点をマークした。プロ5年目の今季は対左打者の被打率・119と、左キラーとして地位を確立。同じく球団トップの宮西が誇る29試合連続無失点を目指し、今季残り9試合で全力を尽くす。

 西日を浴びながら、福田俊がマウンドで仁王立ちした。2死から四球を許したが、予定の1回を無安打無失点。これで開幕から25試合連続無失点。13年の宮西に並ぶ球団2位タイ記録となり「率直に出来過ぎているのかなと。運もあるかなと思います」と、謙遜しつつ笑みを浮かべた。

 落ち着いていた。先頭の銀次を三ゴロ、続く辰己も二直に抑えた。「ビハインドの場面だったので、左打者3人で終わらせたかった」と悔やんだように、鈴木大を四球で歩かせたが、最後は冷静に炭谷を二直に仕留めた。防御率は0・00。圧巻の投球内容で、リリーフに欠かせない存在となりつつある。

 星槎道都大から18年ドラフト7位で入団も、昨季までは思うような成績を残せなかった。しかし、5年目の今季は「良い意味で適当というか、全てガムシャラというのはなくなった」。今季の対左打者の被打率・119と、自身の武器を最大限に生かし、左キラーとして頭角を現した。

 球団トップの連続無失点は16年の宮西の29試合。あと4試合と迫るが、福田俊は言い切った。「次です。次の26試合目であり、次のアウトを必死に取りにいきます」。目の前の打者を仕留めていった先に、偉大な先輩の球団記録がある。(清藤 駿太)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年9月24日のニュース