ソフトB・又吉　改良トルネードで復活1勝！2番手で逆転呼ぶ2回零封「集中して投げられた」

パ・リーグ   ソフトバンク11－6日本ハム （ 2023年8月5日    エスコンF ）

＜日・ソ＞2回を無失点に抑え今季初勝利を挙げた又吉（撮影・高橋　茂夫）
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　変則トルネード右腕が流れを引き寄せた。ソフトバンク・又吉が7月25日の再昇格後3戦目登板。5―6の5回に2番手で登板すると2回を1安打零封。6回に打線が勝ち越して、今季初勝利を手にした。

　「前から言ってますが、打たれたら次はないとの意識でやってますので。集中して相手の嫌なところに当たり前に投げられたかな」

　5―6の5回2死で先発・大関が2打席連発被弾を浴びたDH野村を外角直球で中飛。ムードを変えた。「結果的に野村を止めて3人で終えられただけ」。6回1死では今川に中前打されただけに辛口評価で振り返った。

　2軍では徹底して球速増を意識。150キロ台を狙うため、出力の上がるトルネード投法に変更した。6回1死一塁では奈良間に、この日最速148キロ直球で見逃し三振。「結果的にスピードは出ただけ。勘違いせずにいきたい」とうなずいた。「また投げたいし、打者が嫌がることをしたい」。打者7人に投ゴロ3つと面白いように料理し、復活をアピール。自信を持って次の出番を待つ。

　藤本監督も中盤の守りでムードが好転した又吉に関して「そういうのも大事ですからね」と期待が大きいからこそ、抑えて当然かのように評価を下した。