楽天・小郷 NPBタイ形勢7度入れ替わるシーソーゲームで決勝打

[ 2023年8月6日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天7―6ロッテ ( 2023年8月5日    楽天モバイル )

<楽・ロ>8回、勝ち越しの適時二塁打を放つ小郷(撮影・光山 貴大)
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 1―0から始まって最後は7―6。形勢が7度も入れ替わったのは19年ぶりのプロ野球タイ記録だ。白熱のシーソーゲーム。決着をつけたのは楽天・小郷だ。同点の8回2死一塁。一塁走者の小深田が初球にスタートを切ると背番号51の痛烈な打球は二塁ベースカバーに入った遊撃手の逆を突いた。左中間を破る二塁打で小深田が生還。ヒーローは「一番いいところに飛んだ。ラッキー」と喜んだ。

 27歳の誕生日だった3日のオリックス戦で6号ソロ。石井監督は「今週はずっと誕生日。まだまだ打つと思う」と予言した。その通りの活躍に本人も「次は(田中)和基さんが(8日に)誕生日。それまでは僕の誕生日が続くんで」と笑った。

 この日、仙台では約1万6000発が打ち上げられた花火祭が開催。小郷はファンに「花火大会より面白い試合だったと思う!!」と言った。6日からは伝統の七夕祭りが始まり、夏の甲子園も開幕する。関西(岡山)時代の14年夏に出場した小郷は「僕も財産になっている」。球児に負けじと、仙台の夏をまだまだ熱くする。(鈴木 勝巳)

 ≪形勢7転試合勝利は球団史上初≫楽天―ロッテは形勢7転試合(逆転6度)のシーソーゲームとなった。1試合で逆転6度の形勢7転試合は98年8月14日の近鉄―ロッテ、99年4月29日の日本ハム―ダイエー、04年9月23日の横浜―巨人に次いで4度目。楽天は昨年6月5日のDeNA戦で形勢6転試合(逆転5度)を制しているが、形勢7転試合勝利は球団史上初。

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