岡田監督の母校・関大北陽 辻本監督が虎将ばり勝負勘で「アレ」へ圧勝発進

[ 2023年7月21日 04:00 ]

第105回全国高校野球選手権大阪大会2回戦   関大北陽10―2西野田工科 ( 2023年7月20日    豊中ローズ )

<関大北陽・西野田工科>7回コールド勝ちに関大北陽の捕手・井上功はグラブを掲げる(撮影・井垣 忠夫)
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 関大北陽が夏初戦をコールド発進した。0―1の2回、「6番・捕手」の井上功大(3年)の左翼席への逆転2ランを皮切りに、計14安打を浴びせて10得点と大勝した。

 高校通算2本目のアーチが夏の初打席で飛び出した井上功は「うれしいですし、びっくりです」と目を輝かせた。言わずと知れた阪神・岡田監督の母校。「阪神の試合後のインタビューを聞いていると、バントとか基本が大事という関大北陽の目指す野球と同じことを言われている。大阪桐蔭を倒すには基本をしっかりとしないといけない」と大先輩のコメントから基本の重要性を再認識する日々だ。

 そして指揮官は、虎将にも負けない勝負勘を見せた。辻本忠監督は1点リードの5回にエースに代打を送り、一挙5得点につなげた。「毎年スタンドに応援に来ていただいているのですが、阪神の監督になられた今年は無理ですよね。でも、監督をやられている間にいい報告をしに行きたいです」。夏は99年以来24年ぶりとなる“アレ”へ、好スタートを切った。

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