川上憲伸氏 明大時代「キャプテンで一番嫌だったこと」明かす まさかの出来事「もうイップスで…」

[ 2023年6月13日 17:35 ]

川上憲伸氏
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 元中日エースで、メジャーリーグでも活躍した川上憲伸氏(47)が13日までに自身のYouTube「川上憲伸 カットボールチャンネル」を更新。明大時代に主将を務めて「一番嫌だったこと」を明かした。

 昨年、東京六大学初の女子硬式チームとして発足した、母校の女子硬式野球クラブのメンバーと対談した。

 明大4年時、エースながら主将も務めた川上氏は「キャプテンで大変だったこと」を聞かれ、「たくさんあった。チームみんなが同じ方向向いてくれないことがある。次の試合や大会に向かっていくのに、ある選手はメンバー入ってないし…とモチベーションを下げるようなことを言う。いかにそっちに行かないように『もっと頑張ろう』って言えるか。自分のこともやらなきゃいけないけどチームのことも考えなきゃいけない」と、両立の難しさに悩んだことを明かした。

 「キャプテンを大学4年でやった時は正直、言葉悪いけど“ふざけんなよ、俺も大変なんだよ、やること多いんだよ頼むよ”って思ってた。でも、今となればそういった選手全体の思い、チームの思いを経験できたからこそ、プロ野球で案外マウンドに立っていてレギュラーじゃないベンチにいる選手の気持ちもわかるんですよね。ベンチでハイタッチで待ち構えてくれる。それは控えの選手だから、ハイタッチが嬉しくなる。キャプテンをやってるとそういう人たちの気持ちがわかる。これから社会人になったとしてもキャプテンやってると人の気持ちとか全てのバランスが考えられて役立つ」と語った。

 さらに「僕がキャプテンやっていて一番嫌なことが一つだけあった。初めて言うんですけど…」と前置きし、「リーグ戦の時、合宿所にある島岡吉郎さんという素晴らしい監督の銅像に参拝するんですよ。メンバーと。そこで、キャプテンが銅像の前で一言喋る。“今日の試合頑張りましょう!”って言ってから校歌を歌うんです。まずキャプテンが『おお~明治~』って歌いだすんだけど、なぜか一番最初に詰まる。“音痴すぎる、音程がずれすぎて乗っていけない”ってメンバーに言われて。それがイップスで…」とまさかの出来事を明かして笑いを誘った。

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