日本ハム・清宮 前夜新庄監督の酷評に発奮の2打席連発「満足しないようにまたやるだけ」

[ 2022年9月14日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム11―3ロッテ ( 2022年9月13日    ZOZOマリン )

<ロ・日>4回1死二塁から勝ち越し2ランの清宮
Photo By スポニチ

 日本ハム・清宮は、土俵際で徳俵に足がかかっていた。そこから鮮やかなうっちゃり2発で、自己最多を更新する1試合5打点。「良かった。1打席目に本当にみっともない三振しちゃったので、そんな打席を送らないようにと思って入りました」とホッとした表情を見せた。

 2回は直球にタイミングが合わず、不自然なスイングで空振り三振。新庄監督は「次の打席も三振したら用意しておいて」と杉谷に交代の準備をさせていた。強制交代の危機の4回。8月3日のソフトバンク戦以来の一発となる勝ち越しの14号2ランを放つと、5回にもチームトップの15号3ランを放った。今季4度目の1試合2発。「もうちょっとコンスタントに打てるように」と表情を引き締めた。

 CS進出の可能性が完全消滅した12日の試合後。新庄監督は名指しこそしなかったが「これだけチャンスを与えて打率2割2分以下の選手は、つかめなかったとしか判断できない。来年のレギュラーは厳しい」と酷評した。当然、清宮の耳にも入っており「誰が見てもそう思う」とうなずいた。この日の2安打でも打率・203。まだまだ物足りない。ヤクルト・村上と同期の若き大砲は「今日で満足しないようにまた明日からやるだけ」と本塁打量産を誓った。(東尾 洋樹)

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月14日のニュース