阪神 執念の逆転勝利でV完全消滅回避 天敵・森下から3度の劣勢跳ね返し梅野が決勝打

[ 2022年9月14日 21:37 ]

セ・リーグ   阪神6-5広島 ( 2022年9月14日    甲子園 )

<神・広> 6回1死一、二塁、梅野は逆転の2点適時三塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神は3度の劣勢を跳ね返して逆転勝利。敗れると優勝の可能性が完全消滅する危機をこの日は乗り越え、クライマックス・シリーズを争う4位・広島とのゲーム差を再び2に広げた。

 試合前まで2度の対戦で1敗、防御率0・60と苦しめられていた森下にこの日は食らいついた。2点を先制された初回には先頭・中野と糸原の連打で無死一、二塁を作り、大山の右前打と原口の右犠飛で同点に。伊藤将が西川に被弾して勝ち越された5回には、無死満塁から糸原の左犠飛で再び試合を振り出しに戻した。

 そして6回。2番手・ケラーが会沢に勝ち越し打を浴びてまたも1点を追う状況の中、1死から佐藤輝と小幡の連打で一、二塁の好機をつくり、梅野が森下の149キロ直球を仕留めた。打球が右中間を転々とする間に、2者が一気に生還。逆転に成功して天敵・森下をマウンドから引きずり下ろし、さらに2番手・森浦から代打・マルテの中犠飛でリードを2点に広げた。

 7回に1点を返されながらも、8回は湯浅、9回は岩崎が僅差を守り切った。

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