巨人・原監督 メルセデスの消極的走塁に怒り爆発 自ら三塁進塁を“指示”も二塁ストップ

[ 2022年7月20日 19:42 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年7月20日    神宮 )

<ヤ・巨>5回、岡本和の安打で本塁を狙うも、アウトになる二走・メルセデス(撮影・河野 光希)
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 巨人の原辰徳監督(63)がヤクルト戦(神宮)に先発した来日6年目左腕、C・C・メルセデス投手(28=ドミニカ共和国)の消極的な走塁にベンチで怒りを爆発させるシーンがあった。

 2―2で迎えた5回だ。先頭打者として打席に入ったメルセデスは左翼線に単打を放って出塁。続く吉川が右翼方向へ安打を放った時だった。一気に三塁進塁が狙えるシーン。その瞬間、原監督はベンチから身を乗り出して大きなジェスチャーで三塁進塁を自ら“指示”した。だが、メルセデスは二塁でストップ。原監督は不機嫌さを隠さなかった。

 そして、北村の初球送りバントが捕邪飛となって1死。続く丸の中堅フェンスぎりぎりの飛球でも二塁ベースにとどまったメルセデスは、続く主砲・岡本和の左前打で今度は本塁まで激走したが、タッチアウト。勝ち越すことはできなかった。

 その裏、激走直後に上がったマウンドでは2死から相手先発左腕・高橋に全力疾走で三塁への内野安打を許し、高橋は続く山崎の右前打で一気に三塁まで激走。ともに無得点に終わったのは同じだったが、好対照な両軍先発左腕の走塁となった。

 メルセデスは6月22日のDeNA戦(東京D)では2回に中前打を放ち、続く丸の二塁打で三塁に進んだ後、ウォーカーの左飛でタッチアップ。犠飛には充分な飛距離に見えたが、次打者の吉川がスライディングするよう懸命にジェスチャーしたもののスライディングせずにホームを走り抜けて本塁憤死となった。このプレーに原監督はリクエスト。審判団によるリプレー検証が行われたが判定は変わらず、追加点を逃すシーンもあった。

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