落合博満氏「長嶋さんの野球には無理があった」 巨人移籍で感じたミスターの考え

[ 2022年7月20日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が20日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。1993年オフに導入されたばかりのフリーエージェント(FA)制度を行使してFA宣言し巨人に移籍した落合氏。当時巨人の監督だった“ミスター”こと長嶋茂雄監督との思い出を語った。

 落合氏は長嶋さんとFA宣言後に初めて会ったのは「キャンプじゃないかな…ああっ、入団会見だ!入団会見で頭に帽子を被せてくれたっていうのが最初じゃないかな」と回顧。続けて「まあ、長嶋さんの野球には無理があった」と驚きの発言が飛び出した。

 落合氏は「全試合勝ちに行くっていうのは分かるけどね。負けてお客さんを帰しちゃいけないっていうのが強い人だったよな」と応援してくれるファンのためにも1敗もしてはいけないという長嶋さんらしい“ジャイアンツプライド”に理解を示しつつ「無理があった」とした。監督と選手として「自由にやらせてくれたこと」が良かったと振り返った落合氏だったが、よく会話していたのか聞かれると「いや、それはない」と一言。“オレとミスター”は独特の信頼感で結ばれていことを明かしていた。

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