投球、容姿も…オリックス2年目右腕・バルガスに漂う「新スタイル」の予感

[ 2022年3月30日 09:00 ]

オリックス・バルガス
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 整えられたアゴひげに、ワイルドなロングヘアーが映えるメキシカン。オリックスの来日2年目右腕・バルガスが予告先発された3月30日の楽天戦(京セラドーム)で「新スタイル」の予感が漂う。

 「新しい球種を覚えたことも自信だけど、2年目で顔見知りの選手も増えてすぐ相談できることが自信につながっていると思うよ。去年は周りが自分のことを知らなかったので、捕手も速い球に頼るリードだったけど、今年は捕手から“もっと緩い球を使っていこう”とか“ツーシームが動くからもっと使っていいよ”とかね。楽天の選手は、とてもいい打者が多い印象はあるが彼らの研究もしているし、打ち取る自信もあるし準備万端だよ」

 サメ好きで愛称は「シャーク」。昨夏にBC茨城から加入。150キロ超の動く直球が武器で、メキシコ代表として出場した東京五輪では日本戦で1回無失点。救援、先発ともに可能な万能右腕。昨季は主に救援を担い、昨年9月11日の西武戦で初先発したが脇腹痛で4回1/3を6失点で負傷降板しただけに、「去年は先発は1度だけ機会をもらったが、その試合でケガをしてしまい、とても残念だった。今年はケガなく、先発投手として長いシーズンを送っていけたら」と燃えている。

 容姿も新スタイルを予告した。「(ロン毛は)3年目だが、シーズン中に切ると思うよ。トリートメントは奥さんが選んだものを使うんだけど、奥さんに“これを使いなさい”って言われるのが嫌にになることもあるんだよね。だから、シーズン中にね、去年の宮城みたいになるかもしれないよ」とニヤリ。

 3月25日の西武戦では、山本が8回無失点の快投で12年ぶりの開幕戦勝利を飾ったが、第2戦、第3戦に敗れ11年連続開幕カード負け越し。本拠地開幕戦となった同29日の楽天戦も接戦を落とした。連敗ストップへ、助っ人右腕がチームの苦境を救う快投を披露する。(記者コラム・湯澤 涼)

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2022年3月30日のニュース